厳冬期災害演習2019 2日目

防災を取り入れたちょっといい暮らしをご提案♪

防災ライフプランナー水口綾香です。

 

厳冬期災害演習2日目のレポートです。

1日目のレポートは⇒こちら

避難所で寝てみた感想

車中泊ではさむかったけど、寝るときはテントもあり段ボールベッドもあるし

さらにジェットヒーターも1つ設置されて暖房もつくしちょっと暑くなるかも。

と思い着ていたダウンを枕にしてしまいました。

スキーウエア+薄手ニット+人長袖ヒートテック で寝ました。

段ボールベッドの気温は8℃~10℃(プラスですよ!マイナスではないです)。

本州の方にも参考にしてもらえるかも、という気温だったんです。

甘かったです( ;∀;)

ダウン、脱ぐんじゃなかった…。寒かったです。

段ボールベッドも床よりマシとはいえ、それでも固い!

それに全く底冷えも0ではないんだな、と感じました。

寝返りを打つたびに目がさめました。

一度目が覚めると起きている方の足音やゴソゴソする音が気になりなかなか寝付けません。

人のゴソゴソが気になるという事は…。

仕切りの壁が左右についているので、安心して寝がえりできたんですが、

頭の上は仕切りがなかったんですね。

リュックの中には使い捨てカイロが入っているので、

使えばすぐあたたかくなり眠れる事はわかっているんですが、

ゴソゴソ音を出すわけにはいかないので出せない。

一度寒いと思うと、寝袋の顔を出すところから入ってくる冷気が気になり始め、

また寝れない…。

すごく時間が長く感じられて、何時だろうと時間をみてみたら

ちょうど起床の時間でした。

色々ねれない感想を書きましたが、なんだ!意外と寝てたんじゃん!!と自分にビックリしました(笑)

炊き出し演習(朝)

朝ごはんはカレーリゾットでした。

パスタやおつまみのナッツなど色々入っていました。

言われるまでおつまみナッツとは気がつかずに、いろいろな食感が楽しめてとてもおいしかったです。

寝るときに寒かったので温かい食事が体にしみました。

リゾットはとろみがあるからか、いつまでもアツアツだったので、おなかもじんわり温まりました。

なんとデザートが!焼きミカンがきました。

湯気が出てるミカン、デザートって本当に力が出ますよね。

私は果物、生野菜がアレルギーで食べられないので、デザートを見送ることに…。

ちょっとかなしい。

避難所撤収演習

ものすごい量の段ボールで、これを撤収するのか…と正直思ったのですが

段ボールそのものが作りやすくて畳みやすい設計がされているのでリズムよくたたむことができました。

素晴らしい設計!!

会って1日の方との共同作業でしたが、皆様そこは専門職なのであっという間に撤収されました。

やはり汗だくになりました。

私はあまりホコリは気にならなかったです。(普段から掃除は苦手だからかな…?)

炊き出し演習(昼)

その後セミナーとグループワークの後に昼食となりました。

パッククッキングで作られた蒸しパンとレモンティー♡

ちょっと甘い食事が甘党の私にはすごくうれしかったです。

設営や撤収の作業の後から、いざ調理となったら、きっともっと心身ともに疲れていたと思います。

温かい食事が提供してもらえるありがたさが、甘さとともにしみます。

しかし、この蒸しパン。子どもと一緒だったら確実に子どもに取られて私の分は消滅していたことでしょう。

デザートに果物がでたのでこちらも見送り。

慣れてるからいいんですけど、でもデザート見送り2連続はちょっと悲しかったです( ;∀;)

トイレの感想

トイレ3種類いってみました。

1.コンテナトイレ

暖房がついて、水洗で一番環境のいいトイレです。

すごく期待をこめて行ってみました。

入って最初に目に入ったのがこの暖房の設置でした。正直ショックでした。

暖房の横のこの板に、私は災害のがれきを想像してしまいました。

災害で避難してきた人が使うんですよね。

がれきの中から来る人のために設営してこれはない、と思いました。

そして会場にここだけしかないおむつ台がストーブで使えないのも悲しかったです。

今回の参加者に子どもはいないので、当たり前ではありますが、

でも本当に被災地でこの暖房の設置をされたらママさんたちは悲しいだろうなって思います。

本当は入った瞬間、「わぁ!温かい♡」ってなる場所なんですけど、

残念ながら私は後から「そういえば温かかったですね」と思い出しました。

お判りでしょうか、汚物入れにふたがなかったんです。狭いからここしか置けないんだけど、手洗いの横です。

避難所に女性の目線が求められる事を知っているので勇気を出して書きますが

私、生理3~4日目だったんです。

この汚物入れに使用済みのものを捨てることが、私にとってこの演習全体の中で一番受け入れられなかったです。

冷たくてかたい床より無理でした。

汚物も水洗で流れてにおいの面でも一番環境がいいはずのトイレで、なぜそうなる???

って思ってしまいました。コンテナ全体が温かいだけにフタがなかったらにおいの面で最悪ですよね…。

いや、わかってるんです。

設置の時私は携帯トイレの設置の方に回ってたのでコンテナ設置にかかわれなかったんですけど、

汚物入れのフタが携帯トイレ側であまってたんですよ。

バッタバタだったので、ちょっとの手違いを誰も責められないこともわかってるんです。

でも、本当にそんな小さなことがせっかくの環境を台無しにしてしまうことを学びました。

あらためて、避難所運営って難しいですね。すぐにフタを探しに行かなかったことを反省しました。

ちなみにゴミ箱の中は無臭のゴミだけだったのでその場はにおいはありませんでした。

トイレも便座まで温かくて快適でした。グループワークでも一番好評だったのはこのコンテナトイレでした。

便座がヒヤッとしなくて、衣服の着脱に寒さを感じないって素晴らしいですよね!!

一番日常に近いトイレでした。そして日常に近いというのが本当にありがたい環境でした。

2.仮設トイレ

あえて夜中の寒い時間に行ってみました。

暗い!寒い!靴底の雪で足元が滑る!

スキーウエアで行くからモゴモゴ服も脱ぎにくいですよね。

うちの子だったら泣きます。用を足せないかも。

仮設しかなかったらトイレを我慢しないことが大事だってわかってても、私も少し我慢しちゃうかな…。

ちなみにこちらの汚物入れは外にあり、ふたもなく、男性も通れる場所でした。

1度しかこのトイレにはこれませんでした。

3.携帯トイレ

今までに何度か携帯トイレを試したことがあるし、このサニタクリーンという商品も知っていたんです。

でも生理中に携帯トイレを使ってみるのは初めてでした。

これも想像以上にメンタルにきました。ただ生理的にうけつけないというやつです。

ホント、設営とかよりトイレが一番しんどかった(´;ω;`)(設営とかが苦じゃない私だけか…?)

おそらく、いつも以上に私がにおいに敏感になっていました。他の水洗トイレとは違ったなと思います。

今回きめたトイレ設営のルールで生理ナプキンも携帯トイレの中に捨ててよいという事になったので

処理は楽だったとは思いますが、でも気持ちが重かったです。

そして1泊2日の集団生活の中なので、この会場では次の方のためにセットするルールになっていました。

それは周りの方より私が携帯トイレに詳しかった分、むしろ気持ちよくできました。

 

3種類経験してみましたが、家で携帯トイレで過ごすよりも、避難所のトイレはハードルが高いなと感じました。

 

 

ここまで、体験してきたことと感じたことを素直に書かせていただきました。

この体験からの考察は追ってレポートいたします。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました♪

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この記事を書いた人

「楽しい気持ちを備える」をモットーに防災の馴染んだ暮らしを楽しんでいる男の子2人のママ。甘いものが好き♪

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