防災 コラム

プルチックの感情の輪からの考察|備えの本質とは

防災を取り入れたちょっといい暮らし方をご提案!

楽しい気持ちをそなえる 防災ライフプランナー水口綾香です

皆様は、プルチックの感情の輪というものをご存知でしょうか?

私は恥ずかしながら、先月の18日に初めて知りました!

そして初めて知ったこの「感情の輪」を防災目線で見つめた時に、自分がずっと感じていたけど、うまく説明できなかった事がずどぉぉぉぉぉぉーんと雷級に腑に落ちました!

 

「感情の輪」とは、1980年にアメリカの心理学者ロバート・プルチックが提唱した、感情の分類です。

人間の感情が色相環のようにあらわされています。

初めて聞いたという方は、プルチックの輪についてこちらで一度ご確認いただいてから読み進めていただくと分かりやすいかと思います。

ビジネスのためのWEB活用術 プルチックの感情の輪|人間の感情は色で分類すると関連性がわかる? 

この感情モデルには、恥じや自尊心、寂しさ等どこに当てはまるのか分からない感情もあると思ったので、私はこのモデルが人間のすべての感情を完璧に表しているとは思っていません。

ですが、それを差し引いても十分すぎるほど合点がいったのです。

そして、18日に気がついてから今日まで毎日沸き起こる自分の感情と照らし合わせてみたのですが、やはり皆様にも聞いていただきたい。

というわけで、本日は防災目線でプルチックの輪を見た時の考察についてです。

 

まず最初に、プルチックの「感情の輪」の中から防災の啓発でよく使われる「適切に恐れる」という状態がどこに当てはまるのだろう?と探したところから始まりました。

皆様はこの図の中だったら、「適切に恐れる」はどこにあたると思いますか?

「適切に恐れる」状態とは、恐怖に振り回されずに冷静な判断ができる状態です。なので「恐れる」と言いつつもそのまま「恐れ」ではなくて、オレンジ色の「警戒」にあたるのではないかと思うのです。

実際、私も毎日備える事しか考えてませんが、その際「恐れ」はあまり感じていません。

焦点を当てている部分のみの図にしてあります。

また、同じく防災の啓発でよく使われる言葉に「自分事として捉える」というものがあります。

これは、同じくオレンジ色の薄い部分、「関心」の状態ではないでしょうか?

プルチックの感情の輪は中央に向かって色が濃くなっていくほど、その感情が強くなっていきます。

まずは関心をもって自分事と捉える。

より緊迫した状況では適切に恐れる。

オレンジが濃くなっていく流れと一致します。

 

そしてそのオレンジの対極に、水色の「驚嘆」があります。

自分事として捉えていなかったときに災害が発生すると思う「まさか」は、まさに「適切に恐れる」状態と正反対なのも納得です。

 

しかし、災害や今おこっているようなウイルスの脅威等、「不安」だから備える方も多いと思います。

「感情の輪」は絵の具を混ぜ合わせたら何色もの色が作り出せるように、基本の感情が混ざり合う事で様々な感情が表されています。

今度はオレンジの「警戒」と緑の「恐れ/恐怖」、青の「悲しみ/悲嘆」の3色を混ぜ合わせで生まれる感情に注目してみましょう。

不安⇒恐れ+予期

 

恐怖から備えようとする感情は、こちらの「不安」に当たります。

純粋な恐怖って思考が停止します。まともな判断ができなくなります。

(余談ですが私はこれまで幸いにも災害にはそんなにひどく巻き込まれていませんが、過去にちょっとした犯罪に巻き込まれたことがきっかけで恐怖を感じると過呼吸になってしまう時期がありました。恐怖が強すぎると、冷静な判断どころか体も動かないです。)

恐れの度合いが強すぎて、冷静な判断ができないまま備えようとすると、買えるかどうかわからない小売店の行列にならんだり、買い占めがおこりスーパーやコンビニの棚は空っぽになります。

過去のどの災害でも、今回の新型コロナウイルスでも起こっていますよね。

「適切に恐れる」とは言い難い状況になってしまいます。

 

また、災害により大きな悲しみを受けることがあります。

悲観⇒悲しみ+予期

絶望⇒恐れ+悲しみ

この状態にならないためにも「適切に恐れる」ことが必要になってきます。

 

ここで、最初の「適切に恐れる」に戻るのですが、「恐れ」や「悲しみ」と混ざることなくオレンジ1色の基本感情としてありました。

不安⇒恐れ+予期

悲観⇒悲しみ+予期

ならば、恐れや悲しみが少ない方が、より「自分事として捉える」ことができ「適切に恐れる」、すなわちリスクを「警戒」することができることになります。

という事は、防災でもウイルスに対する危機管理でもそうですが、

備えを啓発する本質は、悲しみを乗り越え恐れを取り除き冷静な警戒に導く事ではないでしょうか。

だとしたら、啓発しているつもりで恐怖をあおることは冷静さを奪い逆効果にしかならないということになります。

 

そして恐怖や悲しみを乗り越え、かつ警戒をするということは「希望」をもつという事でもあります。

普段通りの「平穏」⇒平常心が、自分事として捉える「関心」とあわさる、ちょうど「楽観」と書かれたあたりが、啓発ののちに希望をもってたどり着く理想の精神状態と言えそうです。

平穏なときから楽観的に、関心をもってもらい警戒へ導く。

楽しい気持ちを備えるという私のモットーと重なりました。

 

さて、これは私個人の考察です。

皆様はどんな気持ちで備えていますか?

改めて自分の感情とむきあってみませんか?

よかったら、皆様の考えもお聞かせいただけると嬉しいです。

 

お読みくださりありがとうございます♪

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