防災を取り入れたちょっといい暮らし方をご提案!
楽しい気持ちをそなえる 防災ライフプランナー水口綾香です♪
前回に続き、春から一人暮らしを始めるお子様のご両親に向けて、防災備蓄についてお話ししています。
前回のブログはコチラ。
[st-card id=1596]
必ず前回のブログから読んでください。ここから読んだら備蓄にかけるお金が無駄になりかねません(;^ω^)
これからお伝えする防災備蓄が該当する事例をお伝えしました。
今回は中身についてお話ししていきます。
使った収納は
ニトリ 幅80.3×奥行58×高さ16.2cm〕ベッド下収納 キャスター付き(キャスターツキ L)
を使用しています。ワイドサイズの方です。今回食事は収納しやすいアルファ米で21食揃えていますが
これがお米ばかりじゃイヤというお子様の場合、パンやパスタはアルファ米よりもかさばるのでワイドサイズ1つでは収まりません。
内容を変更する場合は、収納も見直しましょう。
気になる中身は?
中にはこれだけのものを入れていました。
それでは順に中のモノの解説としまい方を見ていきましょう。
水色の枠がついているものをしまっていきますよ。
まずは5年保存水2L×10本です。本来1人1日3L×7日=21L 必要です。
あと1L分は水だけじゃつらいと思うので、野菜ジュースやお子様のお好きな飲み物を毎日の買い物でストックしてください。
200mlの野菜ジュースなら5本、350ml缶なら3本。500mlペットボトルなら2本。
いかがでしょうか?できそうですよね^^
こんな風に8本はペットボトルの幅の狭い方を下にして、残り2本はペットボトルの幅の広い方を下にして入れるとシンデレラフィットします。
続いて水色の枠のモノをしまっていきましょう。
●ランタン(単3電池使用)
●電池式充電器
●単3電池(8本入)
長期で保管する場合は電池を抜いてしまっておきましょう。
●ポケットラジオ(単4電池使用)
●単4電池(2本入)
こちらも電池を抜いてしまいます。
●エマージェンシーシート
●使い捨てカイロ(10枚入)×2パック
体を温めるのに使う2つです。家の中で過ごす想定なので、
いっぱい着込んで布団をかぶってください。
●養生テープ
暴風の時は窓に貼って補強に、震災の時は割れたガラスの掃除にも使えます。
1つは防災用に入れておいてください。
これらは災害が起こって比較的すぐ必要になるものなので開けてすぐ取り出せるようにしまいたいです。
なので水の上に並べたり、手前に立てて収納します。
ヘルメットがある方が手前になります。
↓こんな感じです。
さて次は同じく災害後すぐ必要になる携帯トイレです。
●トイレットペーパー
災害時に品薄になりやすいので。
●トイレ凝固剤(50回入)
●色付きビニール袋45L (12枚入)×5パック
これはわが家の備蓄をつかって撮影してるので、凝固剤とビニール袋を別に備えてますがトイレ凝固剤+ビニール袋=携帯トイレです。
携帯トイレ50回分を備えてください。
その時に、使い終わった携帯トイレを捨てるためのビニール袋も用意してください。
●長期保存用体ふき(30枚入)
5年乾燥しない災害用パックのものがあります。
これらをケースの空いているところに詰めていきます。
次の水色の枠は食事です。
●長期保存食(アルファ米)21食
●長期保存食(おかず)7食
●5年保存ようかん(5本入)×2箱
1日に1回はおかずが食べられて甘いものも1口食べられる内容です。
アルファ米はチキンライスやエビピラフなど味がついたものをいろんな味で準備しましょう。
それでも米ばかりおかずなしで7日はつらいので、おかずも準備してください。
●モーリアンヒートパック(L~LL) 20回分
これは水を注げば食事が温められるものです。カセットガスを備えるなら自宅用にはいりません。
モノによってはカセットコンロ+カセットガス6本とモーリアンヒートパック20回分で同じぐらいの金額になります。
お子様の一人暮らしのためだけにカセットガスを買わない場合は、温かい食事が食べられなくなってしまうので備えてください。
特に寒冷地では温かい食事は重要です。カセットガスがあったほうが良いです。
それではこれらをしまっていきます。
えいようかんは水の隙間に収めてください。
アルファ米とおかず、モーリアンパックは薄いので、水の上に並べていきます。
同じ味やおかずばかりが並ばないようにランダムに並べていくと、手前から食べていっても食べ飽きずに食べ進められます。
入れ終わりました。
というわけでふたを閉めると
最初の状態になりました。
7日分の備えとしてはかなりコンパクトですが前回のブログでお伝えしたようにあくまでも1例ですので応用してください。
ケースの外に出ているのは災害が起こって最初や避難の時に使うものです。
しまい込まずに手に届きやすい位置にあるのが理想なのでお子様の部屋と過ごす場所にあわせて置き場所を決めましょう。
左上から
●皮手袋
軍手ではガラスやがれきで手をケガします。また火事の時はドアノブや窓が熱くなる場合があるのでしっかり手を守る皮手袋が理想です。
ホームセンターで売っています。
●ヘッドライト・ネックライト
非常持ち出し袋の中のライトを取り出すために灯りがいるのでは逃げ遅れるといけないので、すぐ必要な灯りは電池をいれていつでも使えるように、長く過ごす場所に用意しましょう。
●ヘルメット
マンションやアパートから避難するとき、上の階から割れたガラスが降ってくることがあります。頭はしっかり守りましょう。
●靴(上靴)
家の中で割れたガラスを踏んで足をケガしないために必要です。
●バール
部屋の扉がゆがんで開かなくなることがあります。隣の部屋や上下の階の方に助けに来てもらえなければ自力で脱出することになるので、扉をこじ開けるのに使います。なので短いものよりある程度の長さがあったほうがイザという時に役に立ちます。また、女性のばあいベランダで隣の部屋の間にある割って避難する板が自力で割れない時にも使えます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
前回のブログでも書きましたが、これはあくまで1例です。
すべてこの通りに備える必要はなく応用して下さい。
実際にアルファ米で7日分備えるとなかなかのお値段がするのでアルファ米は2~3日分にするとします。
すると、連絡方法を話し合っておく他にも、カセットガスで米を炊く方法やそれぞれの防災アイテムの使い方を親子で身に着けておく等、今一緒に過ごしているうちに防災について家族で実践して確認しておく必要生が改めてわかりますね。
ご家族の防災を考えるきっかけに少しでもなれば幸いです。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。
~余談~
実際に1から全て備えようと思うとやはりそれなりに金額がかかります。
それが家族の人数分、一生分となると…
それを無駄なく運用するスキルでもある防災備蓄収納2級プランナー認定講座は
本当に人生に役に立つ講座だなと改めて感じてしまいました。
人生 損したくない人こそ受けるべき講座だと思います。