厳冬期災害演習2020 参加させていただきました。

防災を取り入れたちょっといい暮らし方をご提案!

楽しい気持ちをそなえる 防災ライフプランナー水口綾香です

1月25日、26日 厳冬期災害演習2020の企業ブースのお手伝いに北見にいってきました。

 

日本赤十字北海道看護大学のイベントページはこちら

【公募終了 12/9】厳冬期避難所展開・宿泊演習2020の開催について

厳冬期災害演習2020が始まりました

 

昨年は参加者として受け入れていただけたのですが、今年は募集前から定員オーバー確定で参加対象者から外れてしまいました。

参加できずに残念に思っていたところ

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こちらのイベントで会場で一緒になった株式会社あかりみらいさんが厳冬期災害演習に参加されるそうで、ブースの手伝いに声をかけてくださいました。

あかりみらいさんは車から電気を取り出すコードを開発されています。

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バッテリーって低温になると動かなくなります。

スマホも寒い中さわっているとすぐにバッテリーが減ります。

それがソーラーバッテリーやモバイルバッテリーでも発生するので、厳冬期の電気の備えはある程度電気容量の大きいものか、使用環境温度が低温でも耐えられるものが求められます。

(すでに備えられている方は真冬に使えるかどうか使って確認を!)

そんな時に車のバッテリーは身近で電気容量も大きいので、車内に長時間滞在せずに自宅まで引き込んでいつもの家電が使えると安心ですよね。

その商品は車の電気を自宅まで引き込むためのコードなんですが、電気の事に詳しくなくても使いやすい設計になっていたので、以前SNSで紹介したことのある商品でした。

で、ですね。寒ーい北見市で実際に車から電気をとり、どこまで家電を動かせるか、また避難所での活用を実証されるとのことだったので、私も車からの給電の限界を知りたかったので勉強させていただきました。

この実験では軽自動車から
スマホにテレビにLEDデスクライトにノートパソコンと、情報と照明の給電ができました。

(最大限つ使うにはこれらをつなぐ順番が大事でした!)

 

結論は参加して良かったです。

車からの給電で、家庭の家電に給電するとき等注意すべき点を知ることが出来ました。

やはり限界を知らないと医療機器などは怖いですしね。

車からの電気の取り方、詳しくなりました!

これは車からの給電で、寝袋に電気毛布を入れて温度測定をしているところ。

北見の体育館の床とガチンコ勝負中です(笑)頑張れ!車のバッテリーと電気毛布!!

電気毛布と寝袋の中にはいって体感を試してみましたが、この時は日中だったこともあって床の冷たさは感じませんでした^^

 

こうして1つ1つ試したことが、冬の備えをお伝えするときの根拠になっています。

 

さて、今回もう一つ試したものがありました。

ワークユニフォーム アイトス/光電子/防寒ジャケット

昨年スキーウエア+ダウン+フリースで寒かったので今年は高機能の防寒服を試してみたいと思っていたんです。

私も主婦なので、数ある防寒服の中でも機能とコスパのバランスが良くてデザインも嫌じゃないもので口コミも上々だったこちらを購入して試してみました。

 

同じ気温条件で比較したかったので、上は昨年のスキーウエア、下はこの防寒服を着て過ごしてみました。

9℃にあたたまった体育館でじっとしていると、肩は冷えをかんじるものの、足元はまったく冷えを感じず。

寝袋不要で過ごせました。

体育館の床にも直接座っていましたがそれでも冷えることなく平気で過ごせました。

外は-10℃前後でしたが、まったく気にならず!防寒服、好感触です♪

 

寒冷地の厳冬期には、ウエアにしても寝袋にしても、自然の厳しさを科学の粋をもって遊びに変えるアウトドアグッズで対応できるものが多いです。

ただし高いです。

冬用寝袋は数万円しますし、永久に使えるモノではないので買い替えが必要になります。

例えばですがその高い寝袋を、釧路や根室、オホーツク海沿岸地域の津波が想定されているエリアに住んでいる方が、真冬に津波から逃げるときに持って避難できるだろうか?後で取りに帰るなんてことできるだろうか?…と考えたら、そういう時は寝袋持たずに逃げなきゃいけないです。

では、寝袋がなく極寒にさらされていいかというとそうではない。避難所がすぐに開設されなかったら?その時吹雪いていたら?

 

何か、走って逃げやすくて体温を維持できるものはないだろうか…と去年の冬から探していました。

そこで、真冬の北海道以上に冷える-50~-60℃の冷凍庫で作業する方が着ている服なら、仕事着だから体を動かしやすくて低温に耐えられて価格も安いのでは?

と調べてみて、行きついたのがこの防寒服でした。

学生のころ雪氷研究室にいたので、-40℃対応の防寒服をきて-25℃の冷凍室内に5時間じっと座ってたことがあるんですが、-40℃対応の服だろうがそれだけ寒いところでじっとしてたら体の芯まで冷えるんですよね。

骨が冷えて痛かった覚えがあります。

だからこそ、どんなに表記が-30℃対応でも、本当に寒さに耐えられるか試してみたかったのです。

津波から走って逃げられるぐらい動きやすいか試してみたかったんです。

 

そして試してみて思ったのは体育館内9℃、屋外-10℃ぐらいなら数時間なら大丈夫そうです。

動きやすさについてはスキーウエアぐらいですね。シャカシャカ言いますが動けます。

なんですけど……

9℃の体育館とか温かすぎるので-20℃ぐらいで一日中試したいーーーーーー!!!

本気で冷凍庫にこもりたくなってきました^^;

 

防寒服だけで極寒に対応できたら、寝袋は寝心地のためのものと割り切れるしポータブルストーブも体が冷えなければ買うかどうかモヤモヤしなくて済みます。

要するに一番安く最小の品数で極寒から命を守れる可能性があります。

そうしたら、その資金と収納スペースを水や食料や携帯トイレ等の他の備えにまわすことが出来ます。

備え続けるには、備え全体をみて体積や使用期限と価格のバランスをとることが重要かつ不可欠だと私は考えています。

その為の防寒服、やっぱり試したいです…!!

 

この厳冬期災害演習は自治体の方が住民を守るための避難所の展開を検証するための場所なので、私が試したいことを試すのは本来このイベントではありません。

それでも厳冬期災害演習は企業ブースのお手伝いでも十分参加する意味のあるイベントでした。会場でご挨拶させていただいた先生や企業の皆様、本当に熱い思いの方ばかりで、お会いできただけで今年の運を全て使い切ったのではないかと思う程幸せです!!

この演習を開催してくださった日本赤十字看護大学の皆様、北海道庁の皆様、北見工大の皆様、自衛隊の皆様、企業の皆様、参加された皆様、本当に貴重な場をありがとうございました!!

 

さて…どなたか真冬の体育館や冷凍室に滞在させてくださる方いらっしゃいませんか…?

長文を最後までお読みくださりありがとうございました♪

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この記事を書いた人

「楽しい気持ちを備える」をモットーに防災の馴染んだ暮らしを楽しんでいる男の子2人のママ。甘いものが好き♪

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