洪水ハザードマップはココをみて!想定雨量が発表されてるけど近くの川はどれぐらい危険なの?

防災を取り入れたちょっといい暮らし方をご提案!

楽しい気持ちをそなえる 防災ライフプランナー水口綾香です

台風19号のニュースで各地の予想降水量が発表されています。

今発表されてる数字がどれだけ危険なのかが実感できないと、避難や備えをどこまでしていいのかピンとこないですね。

そんな時に確認して欲しいのが洪水ハザードマップの想定雨量です。

洪水ハザードマップは「自治体名 洪水ハザードマップ」もしくは「河川名 ハザードマップ」で検索すると出てきます。


写真は札幌市の洪水マップですが、どのハザードマップにもどこかに小さく
◯◯時間で◯◯◯mmの総雨量
でこんなに浸水しちゃいますという情報が書かれています。

実はココがとっても大切です!!

札幌市は大きく描いてくれてるけど、まず読まないような小さな文字で書いてあることも。

 

この数字がわかると、今回の台風の予想降水量がどれだけ危険か、どこまで逃げないといけないかわかりやすくなります。

アメダスの降水量やニュースで流れている予想降水量と比べることで、ハザードマップの洪水の状況がどれぐらい近づいてるかが分かります。

予想降水量>ハザードマップの数字

なら、ハザードマップよりも浸水する場所が増えます。

近所の避難所になる小学校や中学校が浸水してしまう場合も。

浸水しない場所に、冠水する前に避難完了しましょう。

 

そしてハザードマップによって浸水の深さの判例は違うと思いますが

写真は札幌市の洪水ハザードマップの凡例です。

ハザードマップごとに違うので、ご自身の住んでいる自治体のハザードマップの凡例を見ていただきたいんですが、この浸水深はつまりどんな被害がおこるの?とハザードマップをみて被害と結び付けることが大事です。

住宅の作りによっても違うと思いますが、ざっくりと浸水深と被害を結び付けていきましょう。

▶0.5m未満  冠水。大人のひざ下ぐらいの浸水。すでに避難するには危険。

土嚢で自宅に水が入るのを防ぐ準備が必要です。下水が冠水してしまうと水が流せなくなります。低い土地ではトイレや排水溝から下水が逆流してあふれることも。水のう(水を入れたビニール袋)でふさいで逆流を防ぎます。

▶0.5m~3m未満 床上~1階の天井まで浸水予想。

車のエンジンが浸水すればエンジンをかけられなくなります。1階の家具家電は水に浸かって使えなくなることも。1階の天井まで水が来るような浸水も含まれるので自力で階段が登れない方は逃げられないと溺れてしまいます。

▶3m~5m未満 2階床~2階天井まで浸水。

2階の天井まで浸水すれば屋根に上れなければおぼれてしまいますが大雨、暴風の中、屋根の上は大変危険です。2階までの家の中にあるほとんどのものが下水交じりの水に浸かります。

▶5m~10m未満 3階天井まで浸水。

2階建ての屋根に上ってもダメです。3階でも家財浸水です。すでに周囲は2階建て住宅が沈み周囲は地獄絵図です。

 

薄い色なら大したことない、なんてことはありません。

色がついてるところは全部危険です。

色がついていないところだって、ハザードマップの想定を超える雨が降れば浸水します。

どれだけ危険かが分かったら対策を!行動しないと何も変わらないですよ。

 

お読みくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

「楽しい気持ちを備える」をモットーに防災の馴染んだ暮らしを楽しんでいる男の子2人のママ。甘いものが好き♪

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