防災を取り入れたちょっといい暮らしをご提案♪
防災ライフプランナー水口綾香です。
さて、2回にわたり厳冬期災害演習で経験したことと思ったことを素直に書かせていただきました。
そして真冬の避難所に必要な備えについて書かせていただきました。
ブログはこちら
厳冬期災害演習に参加してきます①
厳冬期災害演習に参加してきます②
厳冬期災害演習2019からわかった真冬に必要な備え①避難所編
今回は車内泊に必要なモノ・事についてです。
車内泊という選択肢について
エコノミークラス症候群について
私自身、今までの認識があまかったと反省しておりますが、エコノミークラス症候群は2~3時間で発症することがあるそうです。しかも、高齢者にかぎらず30代~発生していて、女性は特に気を付けなければならないそうです。
その原因の一つに足を下げた姿勢の姿勢を長時間続けることがあるそうです。足が下がった状態が続き血栓ができるのを防ぐのに有効な弾性ストッキングについて以前のブログで書かせていただきました。
これも現在はまだ販売されていない商品なのだそうです。
では、今かわりに何があるかというと
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この商品は女性用ですが、検索すると男性用もあります。
足首にかかる圧力が一番強くて膝に向かってその圧力がだんだん弱くなっていく設計になっているものを選んでください。
そして災害用として置いておくというよりは、吹雪く予想だけどどうしても外出しなければならないような日には初めから履いていくなど、日常に取り入れていただく事が理想です。
災害の時だけ、の特別なことにしてしまうと、いざという時に思い出せなければつかえません。
日頃から使い習慣にすると、備えてたのに使えなかった、というようなことが防止できます。
その他にも
・2~3時間に一度は足首を回す等運動をする。
・水とトイレを我慢しない。
に気を付ける必要があります。
ちなみに車のシートがフルフラットになって、足と頭の高さが揃えられる場合は弾性ストッキングは効果がないそうです。
車内の寒さについて
エンジンを切った車内は真冬の体育館より寒かったです。
もはや避難場所として適切かどうか考え直した方がいいレベルで寒いです。
寝袋も服装もフル装備で臨んでも寒いです。(外気温は‐6~-7℃。北見にしては暖かい夜でした。)
野宿の次に厳重な備えがないと過ごせない環境だと思います。
× 家の中で過ごせないけど、避難所も行きたくないから車中泊
× ペットがいて避難所に行けないから車中泊
真冬は安易に妥協案として車内泊を選択するのはやめましょう。
他にどうしても選択肢がない場合は、家から布団を持ち込む、窓にアルミシートを貼る等、防寒対策を徹底的に行う必要があります。
ペットについてはすでに内閣府から出されている避難所運営ガイドラインに”ペット同伴避難のルール作りを検討”と記載されています。
内閣府:避難所運営ガイドライン(P62/67)
ペットも一緒で自宅で過ごせない場合は、一緒に避難所に連れて行ってルールに従ってお世話をすることになります。ゲージに入って過ごせるように、日ごろから躾けておかないと連れていけなくなります。やはり日ごろから備えが必要です。
おやつも準備しておこう
途中でえいようかんという、長期保存食のようかんが配られました。
カロリーを摂取するって、体温を保つためにも大切な事だと思いました。
自らの意思で車内箔を選択した時はまだいろいろなものが持ち込めますが、
吹雪で社内にとじこめられてしまうような場合はあらかじめ車に備えてないと危険です。
前回のブログで書いたディスポ型寝袋は家族分を積んでおきやすいサイズでしたね。
それだけでは足りないので、毛布、携帯トイレ、おやつ、水、ホッカイロ、エマージェンシーシート、充電ソケット、はいるでしょう。
その他にもロープ、窓を割るハンマー、すべり止めの砂などもほしいですね。
ここまでお読みくださりありがとうございます♪
次回は家の備えについてです。