厳冬期災害演習2019からわかった真冬に必要な備え③自宅編

防災を取り入れたちょっといい暮らしをご提案♪

防災ライフプランナー水口綾香です。

さて、2回にわたり厳冬期災害演習で経験したことと思ったことを素直に書かせていただきました。

そして真冬の避難所に必要な備えについて書かせていただきました。

ブログはこちら
厳冬期災害演習に参加してきます①
厳冬期災害演習に参加してきます②
厳冬期災害演習2019からわかった真冬に必要な備え①避難所編
厳冬期災害演習2019からわかった真冬に必要な備え②車中泊編

そして今回は結論・自宅編です。

目次

自宅に必要な備え

自宅のリスクを確認しよう

避難所も寒い。車中泊ももっと寒い。じゃあどこに行けばいいの?

災害時には避難が必要です。例えば大震災の場合、家屋の倒壊や家具の転倒のほかに火災のリスクも高まるので避難持ち出し袋をもって避難所や避難場所(近所の公園など倒れてくるものがないところ)など身の安全を確保できる空間に避難することになります。

避難の目的は2次災害に巻き込まれることを防止することなので、一番身の安全を確保できる空間に移動すればいいわけです。

だから避難所や車内を選ぶわけですが、ここまでお伝えした通りそもそも避難所にいくにも車中泊を選ぶにも寒冷地の真冬では超極寒のため、かなり大掛かりな備えが必要な事がわかりました。

災害の発生が夜中だったら?外が吹雪いていたら?

真冬の北海道で大地震が起きた場合は、自宅が安全なら自宅が一番身の安全を確保できる空間である場合も考えられます。

※津波の想定地域や自宅の裏が斜面等、自宅が安全じゃない場合は当然逃げなければいけないです。
※大雨による土砂災害や洪水のように事前に予測できる災害の時は、早めに避難しましょう。(大雨にならない寒冷地の真冬の話ではありますが、誤解のないように。)
※建物の強度が下がっていて積雪荷重が加わると自宅も危険度が増すので、耐震強度の下がった建物も避難が必要ですよ。

もともと自宅が抱えているリスクが1件1件違うので一概には言えないけれど、吹雪いたり極寒だったりする寒冷地では、外に逃げることもリスクが高いわけです。

全国の温かい地域に比べて避難する事自体にもリスクが高くなる地域だからこそ、耐震補強や家具の転倒対策、モノの落下対策をしっかりして、自宅が危険にならないような備えをしておく必要があります。

その為にも、まずは自宅がどんなリスクを抱えているのか、ちゃんと知ることが大切です。

自分では確認が難しいかたは、月1程度私が行っている「備えのあれこれ相談会」に来てくださいね。一緒にハザードマップ確認しましょう♪

しっかり備えよう

避難するための準備と、自宅に留まるための準備は違います。

備えるって、市販の避難持ち出し袋を1つ購入して終わり、ではないんですよ。

ものすごくざっくりいうと
避難持ち出し袋→避難するための備え
防災備蓄→自宅にとどまる為の備え
です。

想定される災害は一つじゃないから、どちらも必要ですからね!

自宅で避難生活を過ごすことができれば、普段寝ている布団も使えます。

いつも通りにちかい生活が送れると、それだけで精神的負担を軽くすることができます。

ただですらストレスの多い災害時です。

自らさらに厳しい環境を選んでストレスを増やすことがないように、ストレスを減らせるように備蓄を揃えてくださいね!

備蓄の内容については、ご自宅に訪問して一緒に備える訪問サービスや、備え方を身に着けていただく防災備蓄収納2級プランナー認定講座を行っています。相談会もおこなっています。

一人で悩んで進まないという事がないように、備蓄を進めてくださいね!

お読みくださりありがとうございました♪

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この記事を書いた人

「楽しい気持ちを備える」をモットーに防災の馴染んだ暮らしを楽しんでいる男の子2人のママ。甘いものが好き♪

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